チワワの睡眠時間について考えたことはありますか。
その前に、私達人間の理想的な睡眠時間は知っていますか。
私達人間の睡眠時間は、1日の約3分の1時間(8時間)とよくいわれます。
そして、睡眠は、体や精神をリフレッシュさせてくれる大切な時間だということもいわれています。
では、チワワにとっての睡眠時間についてはどうでしょう。
人間にも「寝る子は、育つ」という言葉がありますが、チワワにも子犬の時期と成犬では、睡眠時間に違いがあるのかについて、調べてみます。
必要な睡眠時間
睡眠時間は、犬種によっても、年齢によっても違う様です。
その一例を挙げましょう。
一般的にいわれている犬の平均睡眠時間は、10時間30分あまりだということです。
・子犬:18~19時間ほど
・チワワ(成犬):9~12時間ほど
・人気犬種(トイプードル、コーギー、パグなど):12時間以上
・よく動く(運動量の多い)犬:12時間ほど
・大型犬:小型犬より長い
・老犬(おおむね7歳以上~):15~18時間ほど
・・・など
チワワと睡眠時間
チワワの睡眠時間について詳しく見ていきましょう。
子犬
チワワの子犬に必要な睡眠時間は、およそ20時間の様です。
眠っていたら起こさない様にしましょう。
また、安心して眠れる様に、なるべく静かで薄暗い環境を整えましょう。
①体と精神の安定
②慣れない環境での疲れを取る
③学習を定着させる時間
個体にとっての睡眠時間の重要性は、上記の様に考えられています。
子犬では、夜泣きをする個体もいる様です。
対策は
①少し明るくする
②何か音の出るもの(秒針の音が聞こえる時計や小型のラジオなど)を側に置く
③ケージを人の気配のする場所に移動する
・・・など
※重要なことは、「鳴けば飼い主が来る」という癖付けをしないことの様です。
成犬
チワワの成犬に必要な睡眠時間は、おおむね12~15時間ということです。
成犬になっても人間よりも長いのは、もともと夜行性だった時代の名残と、人間と暮らす様になった環境の変化に順応したからだといわれています。
チワワの成犬には、人間と同じ様に1回の眠りの中には「レム睡眠=浅い眠り」と「ノンレム睡眠=深い眠り」の2つのパターンがある様です。
人間の場合は、1回(一晩)の眠りの割合は、「レム睡眠:ノンレム睡眠=20%:80%」で、体も脳も眠っている時間の方が長いということです。
チワワの成犬の場合は、ノンレム睡眠が20%未満のため、「体は眠っているが、脳は起きている」ということになります。
それで、少しの物音にも敏感に反応して、すぐに行動に移れるのだということです。
まとめ
犬全体の睡眠時間を調べてみると、犬種や年齢によっても色々なパターンがありました。
その中のチワワについては、ほかの個体と同様、子犬の時は長く、成犬になると短くなる様です。
ですが、成犬では、熟睡しているとはいえず、いつも何かに備えている様に感じ、昔の名残を今に留めていることが分かりました。
それは、個体が人間に飼われ、安全がある程度確保されていても、心(頭)から信頼できない本能を気の毒にも感じました。