チワワを可愛くカットしてみたいですよね。
チワワは特にカットする必要はないそうですが、カットするととてもかわいくなります。
でも、カットの仕方によって毛が生えてこなくなったり、体温調節が上手くいかず熱中症の原因になります。
また、チワワが暴れたり、嫌がったりするとカットが難しくなります。
そこで、正しいカットの方法について考えてみたいと思います。
自宅でサマーカットに挑戦してみてはどうでしょうか。
カットの準備をしよう
チワワをカットするときに必要なものは、ストレートバサミ、ボブバサミ、スキバサミ、カーブバサミ、スリッカー、コーム、クリッパー(バリカン)です。
カットの道具がそろったら、チワワを綺麗にします。
これをベイシックと言います。
ベイシックではブラッシング(コーミング)、爪切り、耳掃除、シャンプー、シャンプー後のドライヤー、バリカンで脚の裏の毛や肛門回りを短くカットします。
脚の裏の毛をカットするときは1mmのクリッパーを使うとちょうどいい長さになります。
ハサミでカットするときは肉球を傷つけないようにハサミを内側から外側に向かって入れ、カットしましょう。
また、お尻が汚れると病気などになりやすいため、お尻の穴の周りの毛を肛門にかからないようにカットしておきましょう。
カットする方法
サマーカットのやり方を紹介します。
チワワのカットにはクリッパー(バリカン)を使ってカットする方法と、ハサミを使ってカットする方法があります。
クリッパーを使ってカットすると、短くなりすぎるため5mm以上で行った方が毛質の変化が起こりにくいです。
まずはカットする人の指を使い、毛の長さを決めます。
胴体と顔の横の毛を同じ長さにカットします。
尻尾はふさふさしているため、鳥の一枚羽をイメージしてカットするといいです。耳の周りの毛は、綺麗な三角形になるようにカットします。
耳の中の毛は先の短いハサミでカットするか、鉗子で抜きます。
お好みでひげを短くカットします(ひげの毛先がチクチクしたり、生えそろうまでひげがバラバラに伸びるため)。
爪切りも忘れずに行いましょう。
他にも尻尾の部分をライオンの尻尾のようにカットする「ライオンカット」やすべての毛を同じ長さにカットする「柴犬カット」などがあります。
カットの注意点
チワワには被毛という毛があり、皮膚を守る役目をしています。
その被毛を切ることで紫外線や直射日光を直に受けてしまいます。
また、被毛が無くなると熱の調節機構が低下してしまいます。
そのため、サマーカットで毛を短く切りすぎると熱中症の原因となります。
他にも、毛質や色が変化したり毛が伸びなくなってしまうこともあります。
カットの際は切りすぎないように注意しましょう。
また、チワワが動いて切りにくいときはテーブルにチワワを乗せてカットするといいですが(チワワは高いところが苦手なため)、その時にチワワから目を離さないようにしましょう。
まとめ
愛犬のお手入れを自分でやってみたいと思っている人は多いと思います。
チワワはお手入れが楽な犬種なので、ちょっとしたカットであればスキンシップも兼ねてやってみてはどうでしょうか。
チワワの毛をカットすることで、スッキリとした可愛いチワワに変身させることができます。
毛が伸びた状態だと汚れやすく、病気の原因となります。
スムースコートでも、脚の裏の毛が伸びていると滑って怪我しやすくなるので、忘れずにカットをしましょう。
一日で全部済ませてしまうのは大変なので、何回かに分けて切ると楽だと思います。
難しいようでしたら、プロのトリマーにお願いしてみましょう。