ティーカッププードルと同じように、チワワにも極小チワワという種類がいます。
手に乗るくらいの大きさで、とてもかわいいサイズ感です。
こんな極小チワワですが、体が小さい分とてもデリケートなので飼う際には特別な注意が必要となります。
そこで極小チワワはどうやって生まれるのか、飼育するときの注意点などを紹介します。
極小チワワを飼う前に
極小チワワ同士を掛け合わせることでまれに極小チワワが生まれることがあります。
そのため、母犬と父犬が極小チワワであることをきちんと確認しましょう。
一匹30万~50万と高額なため、信頼のおけるブリーダーから買うことをお勧めします。
ブリーダーからは親の情報や極小チワワの健康状態を聞いておきましょう。
極小チワワは遺伝子の異常から、先天的な病気を持って生まれてくることが多いです。
そのため、アイコンタクトはできるか、フードの食いつきには異常はないか、ヘルニアなどの既往症はないか、しっかりと確認しましょう。
極小チワワの特徴
普通サイズのチワワは体高13~23cm, 体重1~3kgほどです。
対して極小チワワは出生時の体重が軽く、生後1年で体高15cm未満であり、体重は1kg前後とかなり小さいです。
極小チワワを飼うときに気を付けること
極小チワワは体が小さく体力が少ないため、ストレスに弱く、低血糖を起こしやすいです。
また、暑さや寒さに弱いため、常に体温の管理をしてあげる必要があります。
骨折やけがもしやすいです。
特に子犬のときの極小チワワは餌を自力で食べることもできないので、シリンジを使って子犬の口の横側から強制的に餌を与えるなどといった工夫が必要となります。
また、一度に食べることができる量がすくないため、一日に何回も餌を与えてあげなければいけません。
普通サイズのチワワよりも特別なケアが必要なので、獣医さんや看護師さんなどの協力も必要となります。
餌の与え方や、体温調節の仕方など、不安なことがあればどんどん聞きましょう。
行きつけの動物病院を作っておくといいと思います。
特に極小チワワは病気になりやすいので、近所に動物病院があることは必須だと思います。
「かわいいから」という理由だけで飼わないで
確かに極小チワワは小さくてかわいいですし、珍しくもあります。
しかし、極小チワワを育てるのには大変な労力がかかります。
そのため、初めて犬を飼う人や初めてチワワを飼う人にはお勧めしません。
また、ずっと目を離さずに見守っておく必要があるので、仕事で家を空けることが多い方にもお勧めできません。
家族の協力が必須なため、家族の了承と覚悟が必要となってきます。
自分自身にも育てられる自信があるのか、ゆっくりと考えましょう。
まとめ
極小チワワは小さくてかわいいですが、「かわいい」というだけの安易な理由で飼うことはやめましょう。
極小チワワは育てるのが大変なので、こんなに手がかかるとは思っていなかったと飼育放棄をしてしまうかもしれません。
育てられないのなら、最初から飼わないでください。
飼うなら最後まで面倒を見てあげてください。
これは極小チワワに限らずどのペットに対しても言えることです。
また、極小チワワにしたいからといってチワワに餌を与えなかったり、極端に制限することは虐待です。
絶対にやめましょう。