世界には、1,000種類以上の犬種があるといわれます。
その中でも人間に飼われている犬種はある程度限られていて、「しつけがやりにくい」や、「物覚えが悪い」など、知能に関しては差があると聞いたことがあります。
また、知能が高い犬種では、逆に飼いにくいなどということもある様です。
今日は、普段、あまり気にしたことがない犬種の知能についてと、チワワの知能について調べてみます。
犬種のランクの根拠
以前、人間(飼い主)が、犬に示した合図に対する芸(姿勢)の記憶(習得)度にランクを付けたことがあった様です。
記憶(習得)度が低いと頭が悪く、高いと頭が良いなどということです。
「ボーダー・コリーは、いたずら好きなのでしつけが大変という飼い主が多いが、1位にランクされている」や、「上位ランクではないけれど、しつけが簡単で、飼い主の言うことをよく聞く」など、「飼いやすさ」と混同しない様にしましょう。
知能の高い犬種上位10位とチワワの順位
イギリス国内の血統書付き犬種について、「人間の指示をどのくらい早く理解して、行動に移せるか」を基準にテストをした情報です。
世界規模ではないので片寄りがあるとも考えられますが、一応示してみましょう。
1位:ボーダー・コリー
2位:プードル
3位:ジャーマン・シェパード・ドッグ
4位:ゴールデン・レトリーバー
5位:ドーベルマン
6位:シェットランド・シープドッグ
7位:ラブラドール・レトリーバー
8位:パピヨン
9位:ロットワイラー
10位:オーストラリアン・キャトル・ドッグ
そして、チチワは、67位ということです。
チワワは頭が良くないのか
国内でのチワワの評判は決して悪いものではなく、どちらかといえば、頭の善し悪しは個体差があり、血統書や血筋などでは、全く計り切れないという意見が多い様です。
・トイレトレーニングなどのしつけが楽
・たくさんの芸をすぐ覚える
・空気を読んだかの様な甘え上手
・一途で、察しが早い
・警察犬にもいる
・・・など
犬種による知能の考え方
知能が高いとランキングされる犬種の特徴は、元を正せば「人間の役に立って働いてきた点」の様です。
例えば、「狩猟犬」や「猟犬」、また「牧羊犬」などを指します。
この様な犬種に属する個体は、その特技から頭が良いとされてきました。
その後、愛玩用として小型犬が生み出され、数が増えましたが、人間の役に立つ仕事に就く個体が目立つこともなく、人間とともに室内で飼われるだけになってしまったため、そのことが知能と結び付いてランク付けされたのではないかと考えます。
まとめ
確かに一部では、知能が高い犬種のランキングがありました。
ですが、そのほかのどこを探してもそれに対抗する資料は見当たらず、多くの意見として見つかったのは、知能の高さは、決して血統書などで区別されるものではなく、あくまでも「知能の高さには、個体差で判断されるものである」という意見が大半を占めていることでした。