いくら愛くるしい愛犬でも言うことを聞かなければ愛情を持って叱り、しつけをするのは当たり前です。
しかし、頭を叩いたり蹴ったりするのはしつけでしょうか?
特に小さな小型犬の場合、叩くとどうなってしまうでしょうか。
また、叩いた時に体が熱くなるのは本当でしょうか。
チワワの体が熱くなる理由も合わせてご紹介します。
チワワの頭はとても繊細
昔は雑種犬をしつけとして叩いてしつけをするのは一般的でした。
しかしチワワなどの小型犬の場合は絶対に叩いてはいけません。
チワワの頭は「ガラスの様に繊細」と言われています。
よって、脳のダメージに弱く、叩いてしまうと障害がでたり、脳震盪を起こす可能性があります。
また、場合によっては命を落とすこともありますので絶対に叩いてしつけをしてはいけません。
叩いてしまうと不信感を抱かれ、怯えてしまったり、かえって反抗心が芽生えたりしますので関係修復に時間がかかります。
叩くと熱くなるの?
子どもは叩くと熱が出ると言われていますが一般的な話であり、全ての子どもに当てはまらないのと同じで、犬にあてはまるかと言われると必ずしもそうではありません。
しかし、犬は人間が思っている以上に繊細な動物なので、叩かれたストレスによって体温が上がり熱くなるケースもあります。
犬の平熱
犬の平熱は人間よりも高く小型犬の場合、およそ37度から38・6度位まであります。
犬が熱くなる時は病気のサイン
愛犬がいつもより元気がない、食欲不振、興奮している、よろよろしている。
そんな時は何か病気が原因かもしれません。
考えられる原因として
- 気管支炎
- 感染症
- 熱中症
- 中毒(玉ねぎ、チョコレートなどの刺激物、農薬など)
- 薬の副作用
- ストレス
等が挙げられます。
暑い季節は特に熱中症により発熱する犬が急増しているので注意が必要です。
チワワの様な室内で飼う小型犬の場合、飼い主が外出時にクーラーを切った状態で出かけ、チワワが熱中症になってしまう、真夏の炎天下の下で散歩をして熱中症になってしまうケースがあります。
熱があるか確かめる方法
- 犬の呼吸が激しいかどうか
- (体温を外に逃がそうとする呼吸「パンディング」をしているかどうか)
- 犬用の体温計を使う耳の付け根や額、足元をさわる
- 普段は冷たい部分なのでこれらの部分を触り熱があるか確かめます。
- 犬は肛門に体温計を挿入するので使用の際は慎重に行う必要があります。
対処法
タオルでくるんだアイスノンで犬を冷やしたり水を飲ませてください。
1日様子を見てまだ微熱が続くようであればかかりつけのお医者さんに診てもらうことをおすすめします。
また、普段から犬とのスキンシップをまめに行うことも大切です。
普段から犬を触っておくとどれくらい熱いか、いつもと様子が違うか判別しやすくなります。
まとめ
小さなチワワは叩いてしつけてはいけない理由がわかりましたか?
飼い主が普段からよく犬を観察し、まめにスキンシップをとることで、愛犬と良い関係を作ることができ、犬の体調管理にも繋がります。
親子関係と同じですね。